【岡山・倉敷】生活保護の申請体験(完結編)シェアハウスSPOOKYSから見た制度の現実

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【岡山・倉敷】生活保護の申請体験(完結編)シェアハウスSPOOKYSから見た制度の現実

— 実際に通った申請の流れと支援のあり方

再申請の準備は丁寧に進めました。。

過去のやりとりを記録し直し 拒否理由を書面で要求し 法的根拠を添えて再訪問し、静かに主張しました

結果、申請は受理されませんでした。申請する方が諦めたのです。。

そのあと私は、彼にもう一つ伝えたかった話があります。「実は、前回の“拒否された分”も請求できる可能性があります。」諦めたから言っていませんが、、

SPOOKYSは、制度の狭間に生きる人々にも静かな希望の光を届ける“居場所”として、岡山・倉敷で運営したいと思っています。

スプーキーズに来る方にはこの話はだいたい無関係だと思いますが、古民家の賃貸の大家である私にはそう感じています。

ちなみにこの話しです⤵︎

◆ 遡及請求(そきゅうせいきゅう)とは?

生活保護法第24条にこうあります:

「保護は原則として申請があった日から行う。ただし、特別の事情があるときは、申請前にさかのぼって保護を開始できる。」

つまり、

申請しようとしたのに受け取ってもらえなかった

という状況が証明できれば、本来もらえるはずだった生活保護費を“あとから請求”できるという制度です。しかし彼は自ら申請自体を取り消してしまった。そうなるとこれもできなくなります。まんまと、、

◆ 今回のケースが該当する理由

明確な困窮状態にあった 申請の意思があった 福祉事務所が不当な理由で門前払いした。

この3点が揃っているため、「特別な事情」に該当する可能性は非常に高い。

私は彼に、いいたかった。↓

「これは、過去の分を取り戻すだけじゃない。

あなたが“生きていい”と、国に改めて言わせる行為なんです。」

制度の壁の前で諦めてしまうのは、

その人が弱いからじゃない。

ただ、「この国はもう、助けてくれないのでは」と、

心がひとりになってしまったから。

でも、生活保護は恵みじゃない。権利です。

それを静かに、まっすぐに伝えることが、

この国の人間としてできる最小限の優しさかもしれません。

次に誰かが、

窓口の前でうつむいていたら、

どうか皆様もこの話を思い出してください🙏

明日は我が身、ある意味、自分に言い聞かせています。

以下まとめ👇

生活保護は「国民の権利」であり、個人的な関係性や感情、便宜的な理由で却下されることは、明確に違法性を疑われる重大な問題です。

◆ 法的根拠:生活保護は「権利」です

● 憲法第25条

「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」

「この法律は、生活に困窮するすべての国民に対して、必要な保護を行うことにより、健康で文化的な最低限度の生活を保障し…」

● 生活保護法第1条(目的)

→ 国民の“権利”であり、“行政の義務”です。

◆ 拒否理由と法的評価

① 元奥さんの家が近すぎること

→ 違法または不当な理由です。
• 離婚・別居の事実がある以上、生活扶助の申請権利とは無関係です
• 生活保護法では「扶養義務の履行可能性」は確認されますが、これは“義務者の意志と能力”に基づいて判断されるべきであり、「家が近いから」という理由で却下するのは不当です

② 不動産屋が同じだから変えてください

→ 完全に違法・違憲の対応です。
• 不動産業者の選択は自由権であり、生活保護申請に関係ありません
• どの不動産屋を通して物件を探してもよく、福祉事務所がこれを理由に却下する権限はありません

③ 法律の本を持参し、違法性を主張したことで却下

→ これは“申請者の行動”に対する嫌がらせ的対応であり、職権乱用の可能性あり
• 申請者が法律を理解していることや自らの権利を主張することは、まったく正当な行為です
• それを理由に不利益な取り扱いをするのは、「公務員の中立性・義務」に反し、憲法違反または行政手続法違反の疑い

◆ 対応すべきアクション📝(重要)
1. 「申請書を正式に受理してください」と文書で要求する
拒否されても、「申請拒否理由を書面で出してください」と請求(これを断れば違法)
2. 録音・記録を残す
→ 可能であれば、福祉事務所とのやりとりを録音(特に「却下理由」発言)
3. 行政不服審査・生活保護問題に強い弁護士への相談
→ 法テラス等でも初回相談無料らしい
4. 全国生活保護支援団体(POSSE、反貧困ネットなど)への相談
→ 不当な対応は実名で報告・記録され、再審査の支援が受けられる

◆ 生活保護は「最後の砦」ではなく、「国民の当然の権利」です。

今回のケースは、明確に“憲法25条違反”“行政手続の不当な運用”といえる内容です。

万が一の時は、断れるのは覚悟の上でこれらの内容を「意見書」「申請拒否異議申立書」「弁護士相談用メモ」を用意しておきましょう。

SPOOKYS(岡山・倉敷)では、制度の中で傷ついた人、声を上げられなかった人にも居場所を提供したいと考えています。「シェアハウス岡山」「シェアハウス倉敷」で、自分を取り戻せる空間をお探しなら、ぜひ一度ご相談ください。

スプーキーズへのお問合せはこちらから💁‍♂️

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