【憲法改悪シリーズ全5話・第2話】「“制限付き自由”という名の地獄」— 自民党憲法改正草案に忍び寄る統制国家の影

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第2回:

「“制限付き自由”という名の地獄」— 自民党憲法改正草案に忍び寄る統制国家の影

あなたの自由は、本当に「自由」ですか?

思ったことを自由に話せる 好きな宗教を信じられる 表現したいことを言葉にできる

こうした「当たり前」だと思っていたことが、

“条件付き”のものに変えられようとしています。

■ 自民党の憲法改正草案では、自由に“条件”がつく

現行憲法では、たとえば憲法第19にこうあります。

「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」

しかし、自民党の改憲草案では、これが変わります。

「思想及び良心の自由は保障する。」

一見、変わっていないように見える。

でも――違うんです。

「侵してはならない」は絶対的禁止。

でも「保障する」は、条件付きで守るという意味です。

そしてその条件とは?

「公益及び公の秩序に反しない限り」

これがキーワードです。

つまり、あなたの自由は「公益」や「秩序」を理由にして、いくらでも権力者に制限されるということ。

■ 何が“公益”で、何が“秩序”か? 決めるのは誰?

それは、政府です。すなわち権力者側です。今ならまだ国民が権力者の暴走を縛ることができるのですが、

増税、ばら撒き、移民受け入れ、スタグフレーションなどなど、憲法違反になる可能性のある法律が次々と可決されている。

このままでは、日本は気がついたら無法地帯となっていそうだ。

たとえば、戦争に反対する声を「国の秩序を乱す」と判断すれば、その表現は制限できます。

ワクチンに疑問を投げかける意見を「国民の安心を乱す」として削除できます。強制的に打たせることも可能となる。

SNSの発信が「反体制的だ」と見なされれば、アカウント停止どころか、逮捕や罰金だってありえる。これはどっかの国とよく似ていますね。

日本は既に内部からその国に侵略されている可能性があると思う。だからおかしな事ばかりが起きている。

■ 信教の自由も、表現の自由も、“管理される権利”になる

現行憲法では、「信教の自由」「結社の自由」「表現の自由」などは絶対的に保障されています。

でも自民党憲法改正草案では、「公益および秩序に反しない範囲で」許されることになる。

つまり、すべての自由が許可制になる世界

■ これは、静かな独裁であり議論の余地はない。

かつてヒトラーが同じことをしました。日本の大物政治家の麻◯◯◯はそれを見習ったら良いんじゃないか?とか言っていましたね。

彼は水道の民営化まで進めている売国奴。これも議論の余地はない。憲法改正で日本国憲法が無効化されたら日本は終わります。

こうして、あなたの思想・信仰・言論・出版・集会、すべてが国家の許可がないと成立しない社会ができあがります。

それはまるで、戦前の治安維持法のような世界。いえ、それ以上に危険かも知れない。

しかも今回は、もっと静かに、法律ではなく“憲法そのもの”に書き込まれようとしている。

■ 日本人の自由は、これから何も言わずに消えていく

この憲法の改正内容は、テレビでもほとんど報道されない。学校でも教えられない。

憲法改正の話はでても、その中身まではふれようとしません。

私は周囲の人達に、自民党の憲法改正草案の中身について聞いてみましたが、答えられた方は1人もいませんでした。地元の自民党の後援会長さんにも直接お話しをしました。全く存じていません。もう組織票ってのは日本をダメにしてますね。

そして、気がついたときには“もう元には戻せない”。

そりゃ当たり前か。だからこそ、私は優しく吠えたい。

「自由は、条件つきで与えられるものじゃない」

「自由は、人が人であるための“前提”だ」と。

次回は、第3回:

**「緊急事態条項という合法的独裁」**へと進みます。いよいよ、国家があなたの自由と命を“止められる”スイッチの話です。

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