「シェアハウス愛が強すぎる問題」 – 移住の3つの難関
「シェアハウス愛が強すぎる問題」 – 移住の3つの難関
あなたはシェアハウス生活が大好きですか?そして、その楽しい日々が「出られない」ほどの魅力に満ちていますか?全国にあるコンセプト型シェアハウスには、稀に常時満室のシェアハウスがあります。スプーキーズも。そうなる主な理由は、ずばり一つ。沼です。
コンセプトタイプのシェアハウスは確かに素晴らしい生活スタイルですが、あまりにも居心地が良すぎると、次のステップへ移行するのが困難になる場合があります。我々はそれを沼と呼んでいる。それでは具体的に、その『沼』とは何でしょう?
1.「楽しすぎて出られない!底なし沼」
シェアハウスが楽しくて楽しくてしょうがない。それはまさに素晴らしい問題ですよね。スプーキーズでも3ヶ月間だけの体験のつもりで来た方が何人もいますが、全員一年超え。偶然出会えた人達が魅力的だと、そうなりやすいのです。私が面接を重視してるのは顧客満足度をキープしたいからです。入居者は誰でも良いわけではなく人柄重視です。
毎晩、リビングで大笑いしながらピザを食べ、ゲーム大会を開き、深夜まで語り合う友人たちとの別れは辛いものがあります。退去の決断は、一種の「別れ」であり、それはなかなか難しいもの。良すぎるシェアハウスはまるで甘いハチミツに引き寄せられた蜜蜂🐝のように、あなたをそこから離さないのです。まるで女王蜂にでもなったみたいに、貴方は貴方を離したくない人達に恵まれているはず。
2.「賃貸の金額にショック」
シェアハウスから一人暮らしに移行する際、その「賃貸恐怖症」に襲われることがあります。家賃が一気に跳ね上がり、それに加えて光熱費、インターネット料金、ああ、もうお財布が泣いています。シェアハウスでは分担していた経済負担が、一人暮らしになると一人で背負うことになります。一人で全てを切り盛りするのですから、それなりの覚悟が必要です。昨今、光熱費が値上がりしているので尚更ですよね。ちなみに、スプーキーズでも電気代が昨年より2倍に跳上がりましたが値上げはしておりません。しばらく様子見てからにします。
3.「1人暮らしの寂しさ」
さて、最後に待ち受ける難関は「寂しさ」です。シェアハウスでは毎晩のように会話や騒ぎがあったけど、一人暮らしでは、部屋の中にはあなた一人だけ。いつでも話し相手がいた生活から、一人だけの静寂な時間へ。これはなかなかのカルチャーショックとなるでしょう。
シェアハウスからの退去は、楽しさ、金銭面、寂しさという3つの「壁」を越えなければなりません。しかし、それぞれに対する多少の解決策は存在します。
楽しさを求めるなら、新たな趣味やサークル活動に参加するのも一つ。金銭面の問題なら、転職や賃貸を探す際に自分の予算に合ったものを見つけることが重要。そして寂しさを乗り越えるには、一人暮らしでも友人を呼んでホームパーティを開いたり、SNSで交流を持つことも有効です。
実は、これらの「壁」は新たな成長のチャンスでもあります。楽しさを見つけ、自己管理を学び、一人の時間を充実させること。これらはすべて、一人暮らしの経験から得られるものです。
だからこそ、シェアハウスからの退去は「勇気」が必要な行為。しかし、その先には新たな自分自身との出会いが待っています。シェアハウス愛が強すぎるあなたも、その一歩を踏み出してみてはいかがでしょう?きっと、新たな人生の扉が開かれるはずです。