🐜 働きアリの法則を踏まえたシェアハウス🏠

🐜 働きアリの法則とは?
今日はいつか話そうと思い忘れていた話しをします。アリの社会を観察すると、シェアハウスでもよく似た現象が起きる。アリの社会では、すべてのアリが同じように働いているわけではありません。例えば、巣の中の働きアリを見ていると――
一生懸命に働いているアリ → 約 2割
そこそこ働くアリ → 約 6割
ほとんどサボっているアリ → 約 2割
という分布が見られるのです。これを「2:6:2の法則」とも呼びます。
🐜 入れ替わる不思議
もっと面白いのは、サボっているアリを取り除いたとしても、残りのアリの中からまた 「働かない2割」 が現れることです。
つまり「働きアリ」と「サボりアリ」というのは固定された個体差ではなく、集団全体のバランスとして自然に出てくる現象なんですね。
🐜 人間社会への示唆
この法則は人間の組織にも当てはめられることが多いです。
会社では「よく働く人」が2割、「普通の人」が6割、「ほぼ貢献しない人」が2割。 シェアハウスに限らず、どんな集団でも、役割分担やバランスが自然にできあがる。
そして重要なのは、「サボる2割」にも意味があるということです。
常に全員がフル稼働すると疲弊してしまう 予備兵力のように「いざというとき」動ける余力を持つ存在
多様性があるからこそ集団が安定する、、
つまり、働かないアリも実は社会の存続に必要なんですね。

働きアリの法則 = 「2:6:2」の自然な分布 サボるアリを排除しても、またサボりは現れる
人間社会でも同じようなバランスが働く 「サボり」も含めて全体の調和を保つ仕組みになっている
シェアハウスの共同生活にも「働きアリの法則」はかなり当てはまります。
例えば「掃除・ゴミ出し・共有スペースの整理」などの共同作業をイメージすると
2割 …率先してよく動く人(掃除を気づいたらやる・ゴミを自発的に出す)
6割 …言われれば普通にやる人(割り当てがあれば守る・頼まれれば手伝う)
2割 …ほとんど関わらない人(気づかない・忘れる・そもそもやらない)
という形になりがちです。
🐜 面白いのは…
もし「サボる2割」を完全に私が排除したり、強制的に動かしても、不思議なことに残りのメンバーの中からまた「新しい2割」がサボり役に回る傾向が出るんですね笑
つまり「誰がサボるか」は固定ではなく、グループ全体で自然に役割が分かれてしまうのです。
🌀 シェアハウスでの意味
全員が100%きちんとやるのは不可能(自然法則に近い) 「よく動く人」に不満がたまらない仕組みが大事 「サボり役」もある意味で必要(人が常に全力だと摩耗する)
だからこそ、ルール・当番制・話し合いでバランスを整える必要がある。そして皆様にこれをお伝えすることで、何かの機会で貴方がリーダーになる時などに、これを知っていたらきっと役に立ちますよ。
🌱 視点の転換
実は「サボってる」と見える人も、別の部分で貢献している人
掃除はしないけど、雰囲気を和ませる人
雑用は苦手だけど、住人同士の調整役になる人
表に出ないけど、困った人を個人的に助けている人
つまり、可視化されるタスクだけでなく、見えない役割も含めて共同体がまわっているんですね。
🏠 働きアリの法則を踏まえたシェアハウス
1. 「2:6:2」を受け入れる
どんなに工夫しても「よく動く人」「普通の人」「サボる人」は自然に現れる。
「全員が公平に同じだけ動く」ことを目指すとストレスが溜まりやすい。
👉 まずは「偏りは自然現象」と理解することが大切。
2. 不満が溜まりにくい仕組みをつくる
📅 当番制
ゴミ出しや掃除など、明確に当番を回すと「自分ばかりやっている」という不満が減る。 曜日や週ごとに担当を固定する。 もし忘れても「次回は必ずやる」というルールで柔軟に対応。
✅ 見える化
スプーキーズではグループLINEでビフォーアフターのお掃除を始めました。チャットでいつどこで誰が何を掃除したのかを共有できるようになりました。
「やってない人」が目立ちやすくなるので、暗黙の圧力が自然に働く感じ。
3. サボり役にも居場所を残す
「やらない人=悪」とすると空気がギスギスするので、サボって見える人も「他の形で貢献」している可能性がある。
例:場を和ませる/相談役になる/金銭的に多く負担する etc. 👉 貢献の仕方は一つじゃないと認める。
4. 不満の調整
たまには「掃除のやり方が雑だよね」など、気になることを小出しに言える場をつくる。 タコパなどで不満がたまる前に吐き出せると楽しくてスッキリします。
5. ルールを「強制」ではなく「習慣化」へ
罰則は一応はあるものの「みんなで気持ちよく住みたいよね」という共通のゴールを前提に、実際には管理人に優しく吠えられるぐらいで丁度いい。