山を買ったら、そこは「忘れられた棚田」だった可能性大!

――まるで発掘調査みたいな話
ずいぶん前に山を一つ手に入れた。
最初にそこへ足を踏み入れたとき、思ったのはこれだ。
「ジュラシックパークみたいだな」
杉林なのに暗くない。
日中でも森は柔らかく明るくて、どこかオーバーランドの世界観がある。
ディフェンダーが似合いそうな、そんな雰囲気の山だった。
ただ一つ、気になることがあった。
空気が少し冷たい。
山の中なのに、谷のあたりだけひんやりしている。
そして地面は少し湿っている。
その時は特に深く考えなかった。
山の中で見つけた「不思議な段差」
しばらく歩いていると、突然大きな段差が現れた。
高さは1.5m、いや2mくらいあるかもしれない。
石ではなく、巨大な土の壁のようなものだ。
最初は
「なんだこれ?」
と思った。
でもよく見ると、その上には平らな場所が広がっている。
そして周囲には太い杉。
直径はドラム缶より少し細いくらい。
樹齢はおそらく50年くらいだと思う。
そのとき、ふと気づいた。
「ここ、もしかして田んぼだった?」
沢と田んぼの距離
その場所から10mほど離れたところに、昔は沢が流れていた。
購入した当時は、茶色く濁った水が斜面から流れていた。
でも今は枯れているようにも見える。
ただ、よく見ると地面は湿っている。
そして沢の跡は砂利っぽい。
もしかすると水は
地面の下を流れているのかもしれない。
もしかして…棚田?

山を詳しく見ていくうちに、ひとつの仮説が浮かんだ。
この段差。
「畦(あぜ)」じゃないか?
まず畦(あぜ)の役割とさ、
棚田の畦はただの土の壁ではありません。
主な役割は3つです。
1️⃣ 水を溜める
2️⃣ 水圧を止める
3️⃣ 水をコントロールする
そのため畦の中には
排水穴 、石水路 、土管 ら石暗渠
が入っていることが多い。
もしかしたらここは昔の棚田の土手だ。
高さ2mの畦。
その上に平らな土地。
そして近くには沢。
これがもし棚田なら、構造はこうなる。
沢
↓
水路
↓
棚田
↓
用水路
↓
川
つまり
昔の里山農業の跡。
山は発掘調査
50年放置された山は、ほとんど遺跡みたいなものだ。
杉林の下には
水路 、農道 、棚田 ら生活の跡
が眠っていることがある。
で、今やっていることは、
山の探検というより発掘調査。
水のある山🔥→めっちゃ価値が⤴︎
昔の人は、水がない場所に田んぼを作らない。
つまり棚田があったということは、
この山には水がある。
今は沢が消えたように見えても、水は消えていない。
ただ
地下を流れているだけ。
もし水が戻ったら
もしこの棚田が復活したら。
想像してみた。
小さな棚田があったはず。
ミョウガ
クレソン
里芋
そして無農薬の米
谷には水が流れ、森には鳥がいる。
そして山小屋。
念願だった鶏も飼えるかもしれない。
山は未来の実験場
スプーキーズをやっていると、いつも思う。
人は
「住む場所」
を探しているんじゃない。
生き方
を探している。
山も同じだ。
ただの土地ではなく
未来の実験場。私のサナトリウム。
山はロマン
この山が何だったのか。
昔の棚田なのか。
湧水の谷なのか。
ただの湿地なのか。
それはまだ分からない。これから探検だ。
でも一つだけ言えることがある。
山を歩いていると、
少年の頃の探検みたいな気分になる。
まるで発掘調査。
そして今、少しワクワクしている。
この山はまだ何かを隠している⛰️
