【ソーシャルレジデンス】婚活シェアハウス終焉のお知らせ🫢

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2020年10月、東京・蒲田に位置する一つの巨大な共同生活の場が閉鎖されました。その名も、「ソーシャルレジデンス蒲田」。写真はありません。この特異な空間は、13年前に某不動産会社によって設立され、”婚活シェアハウス”という名で有名になりました。住人同士のカップルが数多く誕生し、テレビや雑誌でも取り上げられたのです。

 

その魅力的な共同生活空間は、一時期、300人近くの住人が集まり、毎晩語らい合う場となりました。しかし、コロナ禍が全世界を覆い、人々の接触がリスクとなった。一見、逆風に見えるこの状況下でも、「つながり」を求めてこのシェアハウスに集った住人たちは、少なからずも新たな一歩を踏み出すことを決意したはずだ。

 

それぞれの部屋の扉を開けると、そこにはささやかな交流が人生を変える、毎日が物語のように進んでいく…そんな魅力的な空間が閉鎖となった。

 

 

「小さな共同体と大規模の違い」

 

私たちの世界は多様で、その多様性は我々の住む場所にも表れています。ここでは、大手のシェアハウス運営会社である某不動産会社ソーシャルレジデンス(以下、ソレジ)と、小規模だが一線を画するシェアハウス スプーキーズとの違いについて少し考察してみましょう。

 

ソレジは首都圏を中心に約200物件、5000部屋以上を運営している大手企業です。その中の一つ、ソーシャルレジデンス浦田はコロナ禍により閉鎖を余儀なくされました。その一方で、スプーキーズはコロナ禍を乗り越え、真っ只中から今でもなんとか満室を維持している。問合せは激減したとは言え、あの300人規模の巨大で人気のあったレジデンスがなぜ閉鎖になったのか、とても気になる。

 

私の予想は全部で3つ。都会のシェアハウスには、外国人がたくさんいたはず。このレジデンスは婚活シェアハウスがコンセプトだった。それからもう一つ。婚活シェアハウスは、カップルが誕生すると退去率が一気に上がります。もしかしたら空室が埋まらないぐらい、カップル成約率が高く、コロナ真っ只中に空室が広がっていったのかもしれない。これが閉鎖に陥った、1番の原因ではないかと思った。

 

スプーキーズでも、カップルが成立しちゃうと、退去になる事がたまにありますからね。だからわかるんです。この婚活シェアハウスの規模ならもっとあるでしょうね。

 

北海道から来たメンズが、大阪出身の女性とスプーキーズで知り合い、2人で大阪へ仕事ごと引っ越した事もありました。この2人、カップルになるまでには、そんなに時間はかかりませんでした。2、3か月ぐらいだったような。実際はもっと早いと思う。他にももっと早い人がいますからね。

 

テラスハウスみたいな番組を見てもわかると思いますが、とにかくカップル成立までが早い。皆さん手を出すの早すぎでしょ笑 早いのは正解でしょうけど、早くしないと他にとられちゃう⁉︎ →それもあると思う。放っておくほど余裕はない。そりゃそうだ。仕方ないのです。

 

スプーキーズは、数に限りがあるからタイミングが合わないと入れません。面接もあります。住民数は11人と、ソレジのような300人もいる大規模シェアハウスと比べて圧倒的に部屋数が足りません。

 

管理面では、小回りが利くので入居者層の質や、メンバーのバランスをとるのは簡単な方だと思います。しっかし300部屋もあるなら管理は大変だろう。僕のやり方で300を管理したら毎日何かが起きそうだ笑笑

 

とりあえず募集は、普通に誰でも入れてしまう事に繋がるでしょうね。ちょっと想像を絶する規模です。そうなるといざこざは起きやすい。

 

スプーキーズの場合なら、田舎にある小さなシェアハウスです。そんなに大したことはない。大規模シェアハウスと小規模シェアハウスが決定的に違うのは何か。たぶん管理人や入居者様の属性にもよるかもです。僕なら損得より面白いことがしたい。ただそれだけです。

 

今月のスプーキーズ消耗品

 

このように、ソレジは規模が大きく、多くの物件(5000室)を運営していますが、その一部であるソーシャルレジデンス蒲田の閉鎖は、ソレジ全体の経営を揺るがすものでもありません。私が知りたいのは、そのレジデンスだけがなぜ閉鎖したのかという事だけでした。

 

大きなシェアハウスと小さなシェアハウス。それぞれに異なる価値があります。大手運営会社は、賃貸物件と変わらず誰でも入れてしまうといった不安がある。僕からしたら、これが大規模シェアハウスの最大の弱点だと思います。

 

そして、スプーキーズみたいな小規模シェアハウスの弱点は、大規模と比較するならば、建物サイズにスケールメリットが出せない事ぐらいかな。それでもスプーキーズの共有スペースは充実している。誰も文句はないと思う。皆様が内覧にきて実際にお確かめくださいね。

 

大切なのは、自分のライフスタイルや価値観に合った共有生活の場を見つけること。そして、それがどのような形であれ、私たちの生活を豊かにするものに繋がらないと、このようなシェアハウスに住む意味がありません。快適で楽しいライフスタイル。それを意識するのが1番だと思います。

 

 

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